それも、とびきり上等の詩ばかりを、だ。
そしてよく考え、「足る」を知った。
みんなへっぴり腰を恥じて涼しげな目の下に、素朴な正義感をひそかにかくしていた。
子どもよ、そして子どもの心を持った大人たちよ、この時代にとびきり志の高い詩を読みなさい。
いい詩は生きる歓びにあふれている。
そんな志の高い詩を読むと、何かがわかり、自分が豊かになる。
雨ニモマケズ、わたしを束ねないで、自分の感受性くらい、ゆずりは、ぼろぼろな駝鳥など、とびきりの詩を収録する。
子どもたちよ、ポケットにナイフや危険ドラッグを入れる代わりに、この本をいれなさい。
一度は読んだことがある詩がたくさん掲載されており、大人になって今またゆっくり味わって読みたい本です。
オムニバス形式の詩集ではダントツにおススメ。
詩が好きな人も、あまり興味のない人も、読んでもらいたい。
国語の教科書に載っている詩と詩人を中心に、厳選された三十三編。
宮沢賢治の「雨ニモマケズ」から茨木のり子「自分の感受性くらい」まで、どれ一つとっても、大海のように厳しく優しい詩たち。
読んでいるとふいに涙がこぼれました。悲しくなくても、人は感動したときにこんなふうに涙がこぼれるんだと新鮮な思いがしました。
知らず知らずのうちに心が乾いていたみたいです。言葉の雨がやさしく染み込んできました。
忙しい人にこそ読んでほしいです。
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ラベル:詩集