曽野綾子の実の息子「太郎」をモデルとした小説。
高校編と大学生編がある。
太郎が「どんな生き方にしろ『若気の至り』になる」青春時代を苦悩しながらも、自分のスタイルを生きていこうとする物語。
淡い恋心、既成の体制に対する抵抗、友人との関わり方など、僕の18歳から22歳までを形作る本となった。
それまでの僕はウェット(湿った)考え方や行動をしていたが、太郎はクールに生きることを目指していた。
「あ!こんなに爽やかに生きていいのね」と僕の肩の力を抜けさせてくれた1冊だ。
下村胡人の名著「次郎物語(次郎物語〈上〉 (新潮文庫)
ちなみに青春編はNHKでドラマ化された。
僕にとってのたくましく生きるためのバイブルとなった。
「何故、僕はここにいるのか」と悩む高校生〜大学生の皆さん、息子が巣立っていったお母さんにおすすめの本です。
蛇足ですが、僕が料理を作るのが苦にならなくなったのは、この太郎物語と村上春樹の作品を読んでからだった。
曽野綾子の本はどれも少なからず、僕の生き方に影響を及ぼしている。ミリオンセラーになった「誰のために愛するか(続・誰のために愛するか (ノンセレクト)
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ラベル:曽野綾子
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