もう、今さらという感じだが、村上春樹のデビュー作「風の歌を聴け」です。
大学院生夏休みに実家の新潟に帰省するためJRのプラットホームでひまつぶしの本を探していた。
KIOSKの小さな本棚にそれがあり、著者名もタイトルも知らなったが、「風の歌を聴け」というタイトルにひかれた買った。
(「ライ麦畑でつかまえて」と同じだ。)
偶然、手にした本だったが、新幹線の中で一気読みした。
まず、最初の1行目から衝撃的だった。
『「完璧な文章などといったものは存在しない。完璧な絶望が存在しないようにね。」
僕が大学生だったころ偶然に知り合ったある作家は僕に向かってそう言った。僕がその本当の意味を理解できたのはずっと後の事だったが、…』
何を食べたら、こんな文章が書けるのだ?と思った。
初めて出会う文体で、それは一発で僕を魅了した。
えらく気に入った村上春樹という作家の本を探すべく、新幹線から降りたら本屋に直行した。
そして「1973年のピンボール
それ以来、30年間、僕の人生に影響を与え続け(僕のパスタ料理にも影響を与え)、今に至っている。
平凡な日常だけれど、僕の(私の)人生って、これでいいの? と思っている人におすすめの本、おすすめの小説です。
凡庸に生きることはそれ自体、人生の冒険です。
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ラベル:村上春樹
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