2014年04月03日

流れゆく時を忘れたい時におすすめの本★『テンペスト』(池上 永一 )

美と教養と見栄と意地が溢れる珊瑚礁の五百年王国は悩んでいた。

少女まづるは憧れの王府を救おうと宦官と偽り行政官になって大活躍。

しかし待ち受けていたのは島流しの刑だった――。

見せ場満載、桁外れの面白さ!



珊瑚礁王国の美少女・真鶴は性を偽り、宦官になる―。

前人未踏のノンストップ人生劇場。


おもしろかった、物凄く。

ただし、これを読む時には、ライトノベルだ!と思って、エンターテイメントとして割り切って読まないと、肩透かしを食らってしまう。

僕は、「そここそがいいんじゃあないか!」と思うけれども、歴史大河小説を期待すると、その「軽さ」とエンタメ重視の姿勢に、つまらなく感じてしまう人もいるだろう。

けれども、こういう味付けをしないで、だれが、琉球王国の歴史なんて言うマイナーな部分を小説化してくれるだろうか?、

そういう意味では、著者の戦略と功績は大きいと思う。



もちろんある程度戯画化(カリカチャアライズ)されているとしても、なるほど、琉球王国というのはそういう存在で、そういう「美」があったのか!と思わせる、知らしめさせる物語世界の美しさには、感動します。

ライトノベルの萌え小説として「も」読める、というところにこの小説の素晴らしさがあると僕は思います。


おもしろいこと、おもしろいこと。

この作家の知識の豊富さと、 その史実をベースにした創造力に脱帽。

半端じゃない。

昔の『ベルバラ』っぽくて、とてもいい味を出している。

エンターテイメントとして「時間を忘れて」読むふける、という時間が欲しい方にはぴったりです。


テンペスト 第一巻 春雷 (角川文庫)
(アマゾン)






テンペスト(第1巻)(楽天)

【送料無料】テンペスト(第1巻)

【送料無料】テンペスト(第1巻)
価格:620円(税込、送料別)




【関連する記事】
posted by ホーライ at 06:28| Comment(0) | TrackBack(0) | より楽しく生きるために | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:


この記事へのトラックバック
×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。