その直後、調査チームはスポンサーでもある巨大ハイテク企業ITCによって緊急に呼び出された。
遺跡発掘の責任者であるジョンストン教授の救出に協力してほしいというのだ。
リーダーのマレクをはじめ、チームのメンバーたちは耳を疑った。
その行き先というのが、14世紀のフランスだったからだ。
出てすぐに買って、初めて読んだときはかなり興奮しました。
しばらく私のベスト1の本でした。
今回映画化になって、読んでから数年たっていたのでまた読み直してみたら、前回読んだときよりさらに入り込むことができて、すごく楽しかく読めました。
映画とは話がぜんぜん違うので、映画は観たけど小説はまだという人はぜひぜひ読んでみてほしいと思います。
アンドレが好きで、<私はよい人生を選んだ>という言葉がかなり心にきます。最後の数ページは何度も読んでしまいます。
私は量子論はあまり分からないので歴史物語の感覚で読みました。
砂漠の真っ只中で倒れていた老人、遺跡から発見された「HELP ME」と書かれたメモ、奇妙な変死……謎の痕跡を辿っていった先にあったのは、「タイムライン」であった。
5人の若者が14世紀に取り残された教授を救出すべく《現在》を旅立った。
量子工学を応用したタイムトラベル(厳密にいうと‘移動’ですが)が題材になったSFです。
誰も取り上げないような題材、しかも知性的なおもしろさが感じられるのは、マイクル・クライトンだからでしょう。
既に映画になった「ジュラシックパーク」と同じくらいのおもしろさがあるといっても過言ではありません。
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