ベストセラー『葬式は、要らない』から4年。
時代は進み、いまや年間死者数160万人時代、到来。
そんななかで、自身の葬式や墓をどうするかで悩む日本人が ますます急増中。
そこで、自然葬(散骨)を推進する 「葬送の自由をすすめる会」の会長を務める著者が、あっさり死ぬためのマイ自然葬、 そして死の究極の形である「0(ゼロ)葬」を提唱する。
「葬式も墓も要らない」という人のための、 迷惑をかけない死に方入門。
自然葬を超えた「0(ゼロ)葬」で、 悩める日本人の“死後の不安"は一挙解消!
●団塊の世代が、死の“適齢期"に。
●中江兆民や夏目漱石も、自身の葬式や墓は要らないと主張した。
●人が一人死ぬと、かかる費用は葬式と墓を合わせて平均500万円以上。
●一方、病院から火葬場に直行する「直葬」は、いまや関東地方では約4分の1に。
●葬儀は業者に頼らずできる。たとえば、棺桶も通販で売っている。
●「マイ自然葬」とは、業者に頼らずに自身で散骨を行なうこと。
●そして究極の葬り方として、火葬場で遺族が遺骨を引き取らない。それが「0(ゼロ)葬」。
……ほか。
今の日本では、人が一人死ぬと、かかる費用は葬式と墓を合わせて平均500万円以上だそうです。
日本の平均的な葬儀費用は、231万円。
1990年代の調査では、アメリカが44万4000円、イギリス12万3000円、ドイツ19万8000円だそうです。
1995年東京都生活文化局の調査によると、寺への支払額の平均は63万(読経料と戒名料)、100万円を超える額を支払っているケースが20パーセントを超えているそうです。
何となく思い込みで、家族が死んだら葬儀社に連絡して、お寺で戒名を貰って…
みたいないわゆる「常識」があったのですが、本書を読むと、全く必要性がないのだと気づかせてくれます。
棺桶はネットで買えるし、戒名は自分でつけられるし、お墓に入らなくても「散骨」と言う手段もあるし…
少なくとも自分の死に関してはお金をかけたくないなと思いました。
![]() 0葬 あっさり死ぬ / 島田裕巳 【単行本】 |
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