2014年06月25日

お勧めの本★『論文捏造』!!

お勧めの本★『論文捏造』


科学の殿堂・ベル研究所の、若きカリスマ、ヘンドリック・シェーン。

彼は超電導の分野でノーベル賞に最も近いといわれた。

しかし2002年、論文捏造が発覚。

『サイエンス』『ネイチャー』等の科学誌をはじめ、なぜ彼の不正に気がつかなかったのか? 

欧米での現地取材、当事者のスクープ証言等によって、現代の科学界の構造に迫る。

なお、本書は国内外、数多くのテレビ番組コンクールで受賞を果たしたNHK番組を下に書き下ろされたものである。

【本書は科学ジャーナリスト大賞2007を受賞いたしました】



本書の元になったNHK特集番組『史上空前の論文捏造』は、次の4つの賞を受賞するなど、話題作でした。

(1)バンフ・テレビ祭 最優秀賞

(2)アメリカ国際フィルム・ビデオ祭クリエイティブ・エクセレンス賞

(3)アルジャジーラ国際テレビ番組制作コンクール銅賞(調査リポート部門)

(4)科学技術映像祭・文部科学大臣賞


本書は、気鋭の”看板ディレクター”が番組では紹介することのできなかった莫大な量に上る取材内容を詳細にひもときながら、事件の真相やそこに潜む問題性をより深く考察するものです。



最近のSTAP細胞論文問題で発覚したのとまったく同じ構造だというのが面白いところ。

論文の共著者は自分の担当部分以外無頓着でチェックもしない。

ネイチャーやサイエンスなど論文審査する側も、そもそも研究機関が内部チェックできなかったものを、外部の機関が査読で見つけられるわけがない、と匙を投げる。

性善説に立ち、研究者を疑わないので、他の殆どの科学者は再現実験が出来なくても、特許に絡んで明かされない秘密があるのでは、とまで考える。

しかし、少数の疑問をもった研究者によって論文でのデータやグラフの使い廻しが指摘され、調査によって捏造が発覚。実験ノートや生データ、実験サンプルもきちんと残っておらず、そもそも実験が実際に行われていたかまで現在では疑問とされる。


小保方さんは現代のヘンドリック・シェーンになってしまうんでしょうか?








posted by ホーライ at 04:10| Comment(0) | TrackBack(0) | 科学を題材とした小説 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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