・・・・・・泣けました。
第1回『このミステリーがすごい!』大賞・大賞金賞受賞作として、「描写力抜群、正統派の魅力」「新人離れしたうまさが光る!」「張り巡らされた伏線がラストで感動へと結実する」「ここ十年の新人賞ベスト1」と絶賛された感涙のベストセラー。
脳に障害を負った少女とピアニストの道を閉ざされた青年が山奥の診療所で遭遇する不思議な出来事を、最高の筆致で描く癒しと再生のファンタジー。
四日間という区切られた期間を長編で丹念に追う筆致が素晴らしい。
事故でその才能を活かせなくなった音楽家、その事故をきっかけに音楽家と暮らすことになり、その才能を受け継ぎつつある少女、また、彼らの人生にとって重要な役割を果たすことになるもう一人の登場人物。
彼らの織りなす心情が、作品を通して登場するピアノ曲のように細やかに、そして激しくつづられていく。
そうした彼らに訪れた再度の転機となる第二の大きな事故後の数日間のストーリーは、陳腐な表現だが涙無くしてページを繰ることができない。
一言で言うと、 「"生"と"死"に正面から向き合った、命の傑作」だ。
生きる意味を考えさせられる。
自分の人生に自信をつけさせられる。
そんな心動かされる、感動の作品だ。
「何故自分は生きているのか?」
「誰のために?」
「何の目的で?」
「自分が死んだらどうなるのか?」
4日間で僕たちは「自分」を考えることになる。
真面目に人生について考えたい時におすすめの本だ。
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