2014年06月23日

●お勧めの本★『誰にも死ぬという任務がある』曽野綾子著

とかく「生」ばかりが声高に語られる世で、「生老病死」を深く見据えてきたこの人が説く「死の準備」。

※老人は自己責任で自然死を選ぶべき時代が来ている

※この世に醜い未練を残さないこと

※晩年はひっそり生きて、静かに死ぬ

※遺品の始末をしやすいように、ものは捨てる

※余命の告知は、患者へのよい手助け

※ものごとは軽く、自分の死も軽く見る等々、人生の締めくくり方の知恵がここにある。



あたりまえのことであるが、平均寿命近くなり考えさせる。

ああ!そうだったか、なるほど、そうゆうことかなどなど・・
 
学ばないものは、人のせいにする。学ぶことを知っているものは、

誰のせいにもしないと何かでみたことがある。
 
子にたよらず、自立した後期高齢者として生活リズムを整えいきたい。









タグ:曽野綾子
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2014年06月22日

●お勧めの本★『象の墓場』楡 周平著

まさにエクセレントカンパニー。

1ドルで70セントの高収益を得るといわれる世界最大のフィルム会社、ソアラ社。

パソコンがまだ高嶺の花の1992年、働き盛りのソアラ・ジャパン社員、最上栄介は新事業のデジタル製品の販売戦略担当を命じられる。

大企業ゆえのジレンマ。全く読めぬ消費者のニーズ。

急速に一般化されるデジタル技術。次々と降りかかる難問に最上は立ち向かう―。



今では当たり前となっているデジタルカメラ。

その技術の進歩がもたらす企業への影響というものが、世界的企業のフィルム会社に勤務する若手社員を中心にリアリティーに書かれています。

小説という観点からは大きな事件や派手な出来事が起こる訳ではないので物足りなさはあるかもしれません。

ただ、本来経済書に書かれるようなフィルムからデジタルへ猛スピードで進化している様が、小説で読むことが出来ます。

特に技術が確立され堅固なビジネスモデルで稼ぎまくっている優良企業が、その既存の事業から新規の事業へ軸足を移していくのが如何に困難であるかを思い知らされます。

1992年から2004年までの事が語られますが、その時々の時代描写が懐かしい。消費者が技術の進歩を享受している裏側には、企業の苦悩があったことに改めて気付かされます。

また、作中に出来る社員の考え方が述べられているのも、外資系企業に在籍していた作者らしいと感じました。









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2014年06月19日

●お勧めの本★世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え

●お勧めの本★世界一素朴な質問、宇宙一美しい答え: 世界の第一人者100人が100の質問に答える


科学、哲学、社会、スポーツなど、子どもたちが投げかけた身近な疑問に、ドーキンス、チョムスキーなどの世界的な第一人者はどう答えたのか? 世界18カ国で刊行の珠玉の回答集!

●まだだれも見たことのない動物が、どこかにいるの? ----デヴィッド・アッテンボロー卿(動物学者、植物学者)

●ミミズを食べても大丈夫? ----ベア・グリルス(冒険家、サバイバルの達人)

●どうしていつも大人の言うことをきかなくちゃいけないの? ----ミランダ・ハート(コメディアン)

●夢はどんなふうに生まれるの? ----アラン・ド・ボトン(哲学者)

●世界を歩いて一周するには、どれくらい時間がかかる? ----ロージー・スウェイル=ポープ(走って世界一周した女性冒険家)

●どうして音楽があるの? ----ジャーヴィス・コッカー(ミュージシャン)

●エイリアンはいるの? ----セス・ショスタク博士(天文学者)

●サルはどうしてバナナが好きなの? ----ダニエル・シモンズ(ロンドン動物園飼育員)

●宇宙はなぜあんなにキラキラしているの? ----マーティン・リース(天文学者、英国王室天文官)

●動物はどうしてわたしたちみたいに話ができないの? ----ノーム・チョムスキー(言語学者、哲学者)

●惑星はなぜ丸いの? ----クリストファー・ライリー教授(サイエンスライター、コメンテーター)

●ハチはハチを刺せる? ----ジョージ・マクギャヴィン博士(昆虫学者)

●スポーツで負けてばかりのとき、どうすればやる気がでる? ----ケリー・ホームズ(陸上競技選手、オリンピック金メダリスト)

●なぜ戦争が起きるの? ----アレックス・クロフォード(戦場記者)

●どうして意地悪なんかするのかな? ----オリヴァー・ジェームズ博士(心理学者)

●いろんな肌の色をした人がいるのはなぜ? ----カール・ジンマー(サイエンスライター)

●世界じゅうでいちばん絶滅しそうな動物は? ----マーク・カーワーディン(動物学者)

●女の人には赤ちゃんが生まれて男の人に生まれないのはなぜ? ----サラ・ジャーヴィス博士(医師、コメンテーター)

●人はどうして永遠に生きていられないの? ----リチャード・ホロウェイ(作家、コメンテーター)

●わたしたちはみんな親戚? ----リチャード・ドーキンス博士(進化生物学者)

●時間は、はやくすぎてほしいときには、なぜゆっくりすぎるの? ----クラウディア・ハモンド(心理学者、ラジオ番組のプレゼンター)

●炭酸の飲みもののなかに、泡はどうやってはいるの? ----スティーヴ・モールド(科学番組コメンテーター)

●水にさわると、どうしてぬれている感じがするの? ----ロジャー・ハイフィールド(国立科学産業博物館の広報担当部長)

●本を書く人は、どうやってアイデアを思いつくの? ----フィリップ・プルマン(作家)

●エジプトのピラミッドはどうやって作った? ----ジョイス・ティルズリー博士(エジプト学者)

●食べものも水もなしにボートに乗っているとしたら、どうすればいい? ----ロズ・サベージ(手漕ぎボートで三つの大洋を単独横断した女性)

●わたしのネコはどうしていつも家に帰る道がわかるの? ----ルパート・シェルドレイク博士(生物学者、作家)

●神様ってだれ?
----ジュリアン・バジーニ(哲学者)
----メグ・ローゾフ(作家)
----フランシス・スパフォード(作家)

●いつかは過去に戻れるようになる? ----ジョン・グリビン博士(サイエンスライター、SF作家)

●ウシが一年間おならをがまんして、大きいのを一発したら、宇宙まで飛んでいける? ----メアリー・ローチ(サイエンスライター)

●どんなふうに恋に落ちるの?
----ジャネット・ウィンターソン(作家)
----デヴィッド・ニコルズ(作家)
----ロビン・ダンバー教授(進化心理学者)

●わたしがいつも、きょうだいげんかばかりするのはなぜ? ----タニア・バイロン教授(臨床心理学者)

などなど、素朴な100の質問に、世界の第一人者100人が答えます!



イギリス各地の小学生による100の質問に、第一線で活躍する専門家たちが真正面から回答した本。

子供の質問は、自分の子供に聞かれたらヘドモドしそうな難問ぞろい。

専門家たちの回答は、フレンドリーでわかりやすく、しかも誠実である。


この本をプレゼントされた子供は、読み進んでいくうちに、わたしたちが生きている地球、生物の進化、人間社会、わたしたちの体、その他いろいろなことについての理解を深めるだろう。

未解決の分野にもいつかは挑戦してみたい、と思うようになるだろう。
 


子供だけでなく、大人にとっても色々な意味で有益である。
 
わたしはメカ音痴なのだが、「自動車はどうやって動くの?」に対する、ロンドン科学博物館の学芸員の短い解説を読んだおかげで、ガソリン自動車のメカニズムがスルリとわかった。
 
「ウシが一年間おならをがまんして、大きいのを一発したら、宇宙まで飛んで行ける?」という秀抜な質問には、科学者とジャーナリストがタッグを組み、計算結果を示してくれているので、勉強になった。
 
「サルはどうしてバナナが好きなの?」に対するロンドン動物園の飼育員の説明を読んだら、バナナをほおばりながら東奔西走する日本の国会議員の先生たちの姿が脳裏に浮かび、その夜はシュールな夢を見た。
 
本書は、楽しいイラストつきだから、大人の絵本のかわりにもなる。
 
100人以上の回答者の口調を訳し分けながらも、さらりとした訳文のリズムが心地よい。
 
クリスマスプレゼントに、お年玉に、オススメの一冊である。









posted by ホーライ at 07:46| Comment(0) | TrackBack(0) | より楽しく生きるために | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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